可哀想だけど覚悟を

  • 2019.08.06 Tuesday
  • 14:05
やっと一息。
とにかく暑い。そして室内は冷える。この繰り返しは身体にこたえる。

朝からセレモニーホールで相談。諸々をどう進めるべきかを葬儀担当の方と従兄弟と相談。しかし、一番大事なのはお寺さんとの相談。

有り難い事に早く和尚さんが到着された。

「大変だなあ。でも、まだお一人生きてらっしゃるでしょう?」
ん?? 唯一 家を守れるかもしれない親族の方の事をおっしゃってる。「いや、昨年亡くなりましたよー」従兄弟が言う。

出身が九州、ある程度 体の具合が悪くなった段階で此方を離れていたらしい。

「えー、それなら家が途絶えるって事になったんだね… これは大変だなあ。」
そこから墓じまい、、お墓の処分、、遺骨の整理、、そんな話が出てきて。ん??私が思ってるのとは違う。

和尚さんが私を見た。「この家は途絶えちゃいけない家なんだよ。可哀想だけど覚悟を決めないといけないよ。」そして、こんな言葉を私と従兄弟に。

どういう事ですか?!和尚さんに思わず言ってしまった。

「刀も数本あるし… 資料がすごい。簡単に片付けてもいけないし、片付く話でもないしね。本当に大変だなあ。亡くなった方も気の毒ではあるけど、それを依頼された方がもっと気の毒だよなあ」

そんなこんなを話して。「今回は○○十万 。」ポンと金額をおっしゃった。
和尚さんが帰られてから、同席していた葬儀担当の方が驚いていた。戒名が入ってのお値段ですよね?と。

同じように驚いた従兄弟は、
それはお墓のある遠くのお寺さんに別に支払うと説明。ますます驚いた担当者。

要するに由緒正しき家柄に相当するお経の金額…だろう。そんな話に落ち着いた。


おばさーん、お金あるかなあ??

まあ、そんな事を言っても仕方ないのかもしれないが。お寺さんから提示された金額をお支払えするしかないでしょうから、従兄弟もそう言う。。


由緒正しいの?! ここに来て私は何も知らなかったと気づいた。もちろん誰も教えてくれないのだから知る由も無いわけで。

従兄弟に言った。施設の部屋にシャネルのお化粧品がゴロゴロしてて、それに開けていないゴディバの金ピカのチョコの箱がたくさんあったわよーと。

「お嬢様だからねえ。外商の方が定期的に必要な品を届けてくれてたんでしょうね」と。

96歳のお嬢様…。「だから、皆さん独身だったんですか??」それには和尚さんが「それは違うだろうけど。まあ、普通じゃないからねえ。」
だから途絶えてはいけない家だった…と神妙に話していた。


正直、私にとっては家柄が良いも悪いも今の段階では問題ではないと考えていた。

誰も住まなくなった家の品々は業者に依頼して片付けてもらったらいいのでは?と思っていた。だが、そう簡単にはいかない、いかない理由が理解できてきた。

しっかり自分自身で身の周りを整理して亡くなるべき、皆が口を揃えて言う。でも、そんな事ってできるんだろうか…。

いずれ親の事も子供の事も心配続きなのに、どうしてこのおば様の事でこんな思いをしなければいけないものか。

従兄弟が言う。「仕事してられないな…」

いやいや、それは違うでしょ。


さて夕方には和尚さんが納棺のお経にいらっしゃる。

「なんだかんだ親族いないって言っても、こんな風に人が集まってくれるって有り難い事だよなあ」和尚さんの言葉。

きっと私の予想外の煩雑な事柄が待っていそうな予感…。
慌てずゆっくり出来る範囲でお手伝いするくらいしか出来ないだろうけど。

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